2006年01月15日

形のない「こころ」を動かす ★清水【2006年1月号】

 表面上のやりとりだけでは、何も残らない…。在介の業務の中で、そうふと最近感じることがあった。初めて感じたことではなく、今までにもそう感じたことはあったはずだ。ただ、その感じを私はどこか忘れてしまっていたように思う。
 ある方との関わりの中で、一つの決断をする時に立ち会う。私が思っている以上に、その方の中では大きな決断のようだった。関わっていて、その方がその決断の前にいろいろな思いを抱えているのがわかった。不安や家族への思いなど、本当にいろいろだった。
 だが、私たちはその一つ一つを感じ取り、それに対しても関わっていかなくてはならない。しかし、「こころ」とは形がない。本当に繊細で、かついろいろ変化する。形のないものに対して、どう関わっていくか。そして、どう動かしていくか。表面上のやりとりだけでは、やはり何も残らない。深い部分での関わりが必要で、時にはこちらが今まで見せたことのないような厳しい姿を見せることも必要なのかと思う。その真剣なまなざしや姿勢が通じたとき、それこそ形のない新たな何かが、お互いの「こころ」に深く刻まれる。そしてその時、しっかり私も動いているのだということが実感できる。
 在介の業務の中だけでなく、こういうことは日々いろいろな所で起こっているのだと思う。そういう部分を大切にしながら、人間としてまた大きく成長することが出来たらと思う。  
posted by あまのがわ通信 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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