2008年08月15日

笑顔の力★ デイサービス 藤井覚子【2008年8月号】

 銀河の里では、月に一度、介護予防教室や温泉デイサービスを実施している。それを通して感じるのは、笑うことが元気の源になっているということだ。
 温泉デイサービスでは50名程参加し、レクリエーションや歌、体操等毎回様々な活動をしている。特にレクゲームでは、「あはははは!!」と声を出して笑うほど盛り上がることもある。できなくても間違っても、なんだかそれがおもしろくて、みんなで声を出して笑ってしまう。その瞬間、ものすごいエネルギーを感じる。参加している方からも「笑うことが一番健康にいいんだ。だからここさくるのも楽しみにしている。」と嬉しい言葉が聞かれる。声を出して笑うことは一番の健康法じゃないだろうか?

 ある時の温泉デイで、「笑顔は化粧いらずだな」と話してくれたサツキさん(仮名)のことを思い出した。サツキさんとの出会いは温泉の部屋に飾ってあった一枚の掛け軸だった。掛け軸をジッと見つめていたサツキさんが「あれ、なんて書いてるんだべ?」と私に尋ね、近くにいた人みんなで宙書きをするうちに「仁者寿」という言葉だということが分かった。「徳がある人は幸せになれるということなんだ。いい言葉だ」と満足そうな笑顔で帰った。
 ひと月後サツキさんは「仁者寿」と書いた自分の作品を持ってきて見せてくれた。「書道、習っているから書いてみた。へたくそだけど見せたくて」と少し恥ずかしそうに話しながらも、その眼はイキイキとしていた。せっかくの記念だからとその場で写真をとった。サツキさんは照れながらも「あやもうしわけないな」といって自分の作品を披露してくれ、本当に嬉しそうだった。

 そのまたひと月後に現像した写真を渡すと「あや!立派にとってもらって。ありがとう」と話し、まじまじと写真を眺めながら一言。「笑顔はいいな。笑顔は化粧いらず。」その言葉を聞いたミキさん (仮名)は「なんたらおめさんからいい話聞いたじゃ」と話し二人で顔を見せあい笑っていた。その二人のやりとりをみているだけで、なんだか温かい気持ちになった。
  家に一人でいるだけでは、なかなか笑う機会なんてないし、テレビとのにらめっこになりかねない。人は人と出会い、話をし、笑うことができる。高齢者の生きがいや楽しみの場が限られてしまう状況にある中で温泉デイサービスは「みんなが集まり、楽しみ、出会い、笑う」機会として大切にしたい。毎回、皆さんのパワーに押されぎみな私だが、皆さんの笑顔に背中を押されてこれからも走っていきたい。


posted by あまのがわ通信 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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