あいにくの 雨の中でも 晴々と ブドウ畑で 食らえば食らえ
9月23日、グループホーム第2では紫波の観光ブドウ園にぶどう狩りに出かけた。コラさん(仮名)は、「行く」と数日前には言っていたが、当日は行きたくないオーラを発し、朝からグチグチ。でも、種なしブドウ食べよう、おんぶにだっこするからという誘いでやっと行く気になる。コラさんは晴れ女なのだけれども、あいにくこの日は雨・・・。車の中では「出るまでが面倒くさいんだ、出れば楽しい」と言い、歌を歌いながら上機嫌。ぶどう園では「こういう所に住むのはどうですか?」と聞くと「こういう静かなところが好きだ私は。住んでもいい」とコラさん。帰ってきて「ぶどう狩りどうだった?」と聞くと「良かったよー。ぶどう狩りらしいぶどう狩りだったよ」「ほんと、良かったよ」と。何日か後も「ぶどう狩り良かったな」と話してくるコラさん。
誘い方が難しいし、天気もいまいちだったが、「良かった」と言ってくれるのでうれしい。雨でも、ブドウを食べながら、表情は晴ればれで、その場所は晴れのような・・・。
なかなか出たがらないコラさんとの外出は晴れでないと行けないかと思っていたが、一緒に行きたい思いが通じれば、天気なんて関係なくいい時を過ごせるんだなと思った。